
こんにちは。
Health+の岡田です。
だんだんと暖かくなってきて春の訪れを感じる今日この頃。
外を散歩したりジョギングしたりする方も増えてきましたね。
何らかのトラブルを抱える方も多いはず。特に股関節の痛みや膝の痛みを訴える方が多い印象があります。
普段の生活の中でも長時間歩いたり、しゃがみ込みながら作業していて股関節の付け根(前側)が痛むということは感じている方も多いのではないでしょうか?
年だからとあきらめていませんか?今回は、そんな方へ自分でできる対処法を3つに厳選してご紹介していこうと思います。
2:しゃがみ込んだり、深めに股関節を曲げると痛みが出る方の対処法
3:姿勢から変えることで、痛みを軽減できる
4:股関節の解剖と痛みのメカニズム
1:長時間の歩行で股関節が痛くなる方へ、自分で簡単に出来る痛みの対処法
この場合は、痛みの出るタイミングに着目してほしいですね。
多くは、画像のようなタイミングになってくるかと思います。後ろに残っている側の股関節。
この時、太ももの骨である大腿骨の頭の丸の部分(大腿骨頭)が少し前方に向かって突出しようとしている可能性があります。
この大腿骨頭は、骨盤の受け皿と重なって股関節を形成しているんですが、ここがはずれたり脱臼したりしないように、前方に頑丈な靭帯や筋肉が走行しており、ガードしている役割を持っています。
そのため、
タイミングとしては、丁度痛いほうの脚が後ろ側に位置しています。この前側にある筋肉や靭帯が不安定になると、微小ではありますが前へ向かって滑って圧迫するようなストレスが加わっていきます。
また、大腿骨が前に行く動きがクセになってしまうと、股関節を曲げるようなとき脚を前へ出す時なども前方へ偏移しながら動くため脚の付け根で詰まり感や、痛みなどにもつながってしまいます。
普段の生活で対策できることとして、
✓歩く時は脚が後ろへ残らないように早め早めに脚を前へ蹴りだす
✓骨頭の部分が前へ突出しないように股関節の前を手で押さえる
この2点を意識することで、股関節の前方へのストレスが軽減することができるかと思います。
2:しゃがみこんだり深く脚を曲げた時に股関節の前側が痛む?
脚を曲げる角度が深くなると痛みがあるという方も結構多いですよね。
なんで痛くなるのか?まずは股関節の構造からみていきましょう。
股関節は、大腿骨(太ももの骨)と骨盤の寛骨臼(受け皿)が連結して関節を構成します。
画像の大腿骨の先っぽにある丸い球状のものが大腿骨頭といい、
ここが、寛骨臼というくぼみにスポッとはまって股関節となるんですね。
単にハマるのではなく、動きやすい適合性の良いポジションっていうのがあるんです。
多くの方は膝がまっすぐ前を向いた状態で、股関節を曲げるよりも
少しだけ膝を外へ向けて(軽い蟹股のような感じ)股関節を外側へひねった状態、もしくは真っすぐで曲げたほうが曲がりやすくなります。
というのも、股関節を外側へ少しだけひねると、よりきれいにスポッとハマります。
なので、しゃがみ込んで股関節の前側が痛い場合は股関節をやや外へ向けることを少し意識してみてください。
股関節の前側が詰まるような感覚がある方にも有効です。
3:姿勢を変えることで痛みを軽減できる?
股関節の前側の痛み。実は普段の姿勢が影響していることもああるんです。
正直、あんまり関係ないでしょと思ったかたは、ぜひ読んでもらえたら嬉しいです。
ターゲットとなる方は、画像のような姿勢をとっているかた。
骨盤が前方へ変移して、軽く「クの字」のような姿勢になっているとどんな悪影響があるのか?
赤丸のところが、股関節の部分になります。
骨盤が前方へ向かって変異しています。
つまり大腿骨の端にある、大腿骨頭がグーッと前に前にいこうとしています。
股関節の前には、大腿骨が脱臼しないように丈夫な靭帯や筋肉が位置しています。
この前側にある、筋肉や靭帯が圧迫され続けていることによって微細な損傷を受けたりして痛みにつながってしまいます。
では、どうすればよいのか?対処法はいたって簡単です。
前に向かっている骨盤を後ろへ移動させて、身体を真っすぐな姿勢に意識すること
非常に簡単ですが、股関節前側へ持続的にかかっているストレスを軽くすることが出来ます。
4:まとめ
以下の点を抑えることが重要です。
✓歩く最中に痛みが出てきたら股関節前側を押さえながら歩く
✓しゃがみ込むときは、少し脚を外股にする
✓姿勢を真っすぐに意識する
皆さんの、生活が少しでも痛みなくストレスフリーなものになるように
こちらからも情報発信を続けていきます。